まち・けんちくのこと

アーバニズム・レビュー #1

アーバニズム・レビューの1回目が行われた。

発表者が関わったまちづくりの活動をプレゼンし、先に選定された2名のレビュワーからレビューを受けるという企画だ。

参加者がレビューすることも可能。

本日の登壇者は以下の3名

①小篠隆生(北海道大学) 東川小学校・地域交流センター「せんとぴゅあ」――北海道東川町

②倉橋宏典(福井県庁) 福井市中央公園――福井県福井市

③鈴木亮平(urban design partners balloon) 柏のカシニワ(千葉県柏市)

●綺麗な井戸水が湧き出る東川町。公共で上水を整備しない。

このおかげで、人口約8000人の街ですが、財政は潤っているようです。

きれいな水が自然に手に入る地域では、”水道はやらない”という判断は有りだと感じました。

●”拠点”と”回遊性”は相反するか。(自分の解釈です。間違っていたらすみません。)

拠点に力を持たせ、回遊性でヒエラルキーを均すということは相反するのではないかというレビューに対して、拠点を介して散歩したりする人が増加しているので、お互い相反するものではない。

久々に建築っぽい話を聞いた気分でした。

●福井市中央公園でフェス(ONE PARK FESTIVAL in Fukui)やったら1万人集まり、〇億円以上の経済効果!

詳細はわかりませんが、地域の方発意で2019年にONE PARK FESTIVAL in Fukuiが行われた様です。

来場者数は1万人!経済効果は〇億円!

2020年にも予定されていたようですが、コロナで中止になったようです。

2021年は開催が決定しています。

●”福井市中央公園”で検索したら、トップは誰かのブログで、2番目はおカタい内容

レビュワーより、情報発信に対する指摘がありました。

行政が苦手とする分野ではありますが、検索したところおっしゃる通りの結果でした。

●”カシニワ制度”を使い越すためのレシピ

管理に困っている地主と、空地を使いたい人をマッチングする”カシニワ制度”。

”カシニワレシピ”で、使い方のアイディアを公開しています。

レビューで意見のあった、”良いレシピ”と”悪いレシピ”の分類をするのか、今後期待です。

●いくつか興味深い発言があったのでメモします。

・民地に住民の手が加わることでパブリックな空間になる。

・土地を持っている人が苦しくなる。

・(あえて批判的に)空地を活用して都市は良くなるのか。

⇒実験的な活動で空地を活用することには価値がある。

⇒実験的ということは不完全なので、素人の活動ともいえるか。

・公園では自由に穴掘ったりもできないので、おおらかに遊ぶ場として空地に価値があるか。

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