30歳頃になると住宅購入について考えたりしますよね。
自分は建築や住宅に関する仕事をしているので、時々住宅は購入した方が良いか、賃貸に住んだ方が良いかを聞かれたりします。
長年この議論は行われ続けており、決着がつかないのですが、自分なりの視点を書きたいと思います。
【結論】
自分が住みたいなと思った家が分譲されているなら買えばいいし、賃貸なのであれば賃貸すればよい
当たり前の事なのですが、自分が強調したいのは、住みたい家かどうかを大切にしてくださいということです。
住宅購入の話になると、知らぬ間に資産価値の話になったりしていませんか?
確かに大きな金額の買い物なので将来的な資産価値は気になるかもしれませんが、目的は自分が住むことなので、その部分を疎かにしてはいけません。
一般的に駅地下の立地やタワーマンションが資産価値として評価されますが、あくまで一般的な評価で、あなたの評価ではありません。
住む家を探すときは、自分でいいなと思う環境の家を探した方が良いと思います。
例えば、緑に囲まれたのびのびした環境での生活を夢見ている方が、資産価値が高いという理由で周囲に建物が建て詰まったタワーマンションを購入も幸せでは無いと思います。
また、自分の住む家を資産としてしまうと、毎年公表される公示地価が万が一下がってしまったときに、心が落ち着かなくなってしまうのではないでしょうか。
なので、自分が住む家を考える際は、そこに住みたいのかどうかを大切にしてください。
住みたいと思った家が分譲であるなら購入しましょう。賃貸なら賃貸しましょう。
後、最近ちょっと思うのは住宅を売却する時は自分と似たような価値観の人に譲るのがいいのかなと思います。
自分と同じような価値観の人だと、あなたの物件を評価してくれるのではないでしょうか。
最近は中古物件を自分好みにリノベーションしている事例も多いので、そのような物件を売却する際には、自分と似た価値観の人に売却できるといいんじゃないのかな。